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徳永歯科クリニックブログ
福岡県宗像市の徳永歯科クリニックのブログです。


あシカクラブ 9月号

梅雨に雨が少なかった分なのか、最近は台風の影響で異常な雨が多く、各地で大きな災害が起きています。何でもそうですが多過ぎや少な過ぎは良くないようです。「ものは中庸」と言われますが、こういったことにも当てはまるでしょう。

歯科治療でも中庸は肝心だと思いますが、そう簡単にはいきません。良い例が、歯の神経を取る治療です。神経に届くような大きさまでムシ歯を放っておくと、冷たいものや熱いものがしみて、かなりズーンとした痛みを感じるようになります。さらにズキズキした症状が出てしまうと神経を取ってしまうしか方法はありません。神経を取ってしまえば、当然のことながら痛みを感じることはなくなり楽になりますが、神経を取るということはその歯の寿命を短くしてしまうことになります。神経の無い歯は枯れ木と同じで折れやすく、簡単にヒビが入って抜歯になってしまうからです。そういったことを考慮すると、できれば神経は残しておいたほうが良いに決まっているのですが、残すかどうか悩ましいことが度々です。そういった場合、私はあえて最新材料などを用いて極力残す方向で治療します。実際、そうすることで7割くらいの神経を残すことができているように感じています。ところが残りの3割では、次回の来院時にも症状が取れていないとか、ひどい場合には次の来院を待たずに痛みが出てしまい神経を取らざるをえないということになってしまいます。その3割の方からは、治療をしたのに治らなかったとクレームを言われることにもなりかねませんから、そういうことを嫌がって怪しい場合は全て神経を取ってしまうといった先生や、一度にすっきり取ってあげたほうがいいだろうと主張される先生も多いのですが、皆さんはどちらを選択されますか?若年者と高齢者でも考え方は変わってくると思われますが、私はやはり過剰な治療は控えるべきだと考えていますし、1本でも多くの歯を残したい、少しでも長く歯を残したいと考えていますので、現在の治療方針を変えようとは思いません。もちろん、理解していただけるように詳細な説明をしているとはいえ、結果として3割の方には要らない痛みを感じさせたり、1回無駄な治療をしたことになってしまうのですが、その根底には「皆さんそれぞれに合った最良の治療を行いたいという想い」があるということをご理解いただけると幸いです。

台風は、私たちのことを考えてくれたり、適度な雨にしてくれることはありません(笑)

 

院長 徳永哲彦

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